RC(鉄筋コンクリート)の住宅の工事です。
一戸建て住宅の工事は木造が大部分ですがRC、
つまり鉄筋コンクリートで作る住宅もあります。
コンクリートの箱(構造体、躯体ともいいます)の内側に床や天井、壁を木材や
LGS(軽量鉄材)で作っていく工法ですね。
ここで問題になるのが電気配線や換気扇の穴。
建物ができあがってからイチイチコンクリートに穴を開けて配線を通すと大変ですし
構造体が弱くなってしまうので予め必要な箇所に配管やスリーブを埋め込んでおいて
コンクリートの躯体が出来上がってから配線を通すのが基本です。
しっかりと計画を立てて工事にかからないと
「しまったー、この壁に電線が通らない、どうしよう・・・」
ということになってしまいます。
という訳で型枠を組んだ段階で
配管を通したり配線用のスリーブを施工しておきます。
型枠にコンクリートを流し込んで建物が出来あがりました。
この段階で埋め込んだ配管に入線します。
そして電気配線。
(設備屋さん、ガス屋さんも配管を埋めていますね)
内部の造作で床壁天井を作ったのち、
照明器具やスイッチコンセントを取付します。
完成です。
コンクリート壁が一部露出させることでアクセントになって
とってもお洒落ですね。
東日本の震災や近年の風水害で木造家屋が軒並み流されていく中、
家が流されたり土砂で押し潰されてしまったり、
東日本大震災の津波で、
鉄筋コンクリートの一戸建てがポツンと残っていた、
という話も聞いたことがあります。
影響でRC住宅が人気急上昇しているという話もあります。
安心して住めるというのは重要ですね。
御読みいただきありがとうございました。