ブレーカーの初期不良でした。
得意先の依頼で機械の電源工事に伺いました。
現在は空きスペースの場所に昔あったのと同じ容量の工作機械を再導入するそうで
電源電線も既存を流用とのオーダーです。
ただブレーカが古いのと入ってくる工作機械との仕様にあわせる意味で
電源ブレーカのみ交換になりました。
祝日で工場が休みの日を狙って予定を組まれていますので
弊社も予定を合わせて施工します。
機械が搬入されてる間に主電源を停電してブレーカを取付。
停電を解除してブレーカの1次側入力側で3相とも205Vを確認します。
機械が設置されましたらケーブルを延長して機械の電源端子へと
繋ぎ込みと順調に作業は進みました。
絶縁測定していよいよ電源投入!。
しかしブレーカの漏電遮断のテストボタンを押しても反応がありません。
「????」
ブレーカの2次側出力側で電圧をあたると電圧がおかしい。
R-T 16.2V
(162ボルトではありません、16.2ボルトです。とほほ)
R-S 197.8V
S-T 202.9V
「マジすか・・・」
接触不良なのかと思い、レバーやボタンをガチャガチャして
再確認しましたがやはりダメです。
「初期不良」
つまりは新品なのに不良品。
滅多に遭遇しませんがごくごく稀に存在します。
当然メーカーへ返品交換は無償なのですが御客様に対しては
一度で終わるはずの作業が別日になります。
お客様へは申し訳ない気持ちで一杯で只々平謝りです。
というのも今回のような休日作業ではせっかくの休みに
どなたか出社していただいています。
(今回は社長に立ち会っていただきました)
鍵を開けて作業が終わるまで待機、終了時に戸締りも
していただかなくてはなりません。
弊社の作業費も倍増ですが御客様には当然請求できません。
むしろお詫びを入れねばならないくらいです・・・。
なんてこったい!?
試運転できるよう仮にブレーカを取付して仮送電してその日は
撤収となりました。
後日、昼休みに伺って再度作業させていただき完了しました。
メーカー各社さん、出荷検査をしっかりお願いしますよ!。
お読みいただきありがとうございました。