玄関の照明を交換しました。
「玄関ホールの照明がイマイチだって。
相談に乗ってもらえる?。」
得意先のエクステリアさんの身内の家なので紹介者として
エクステリアさんも同行していただけました。
現在は蛍光灯が玄関の上がり框の上に一灯。
玄関としての明るさは十分ですが・・・。
「この辺にコンセント欲しい」
「どのように使われますか?」
「照明増やしたいけどコンセントが無い。
照明は自分で用意するから電源欲しい。」
・・・恥ずかしながらこの時点で肝心な所から視点がずれてしまっているのに
全く気が付きませんでした。
「コンセントを新設ですと露出配線ならどこでも好きな所に、
隠蔽配線だとココとココしかないですね」
「なんかピンとこないなあ。
電池の照明にしようかな、
交換面倒だけど。」
あれこれ話しているうちにエクステリアさんが打ち合わせに加わってくれました。
「ちなみに照明でどこを照らすのさ?。」
「下駄箱の上のこの絵と、
廊下正面のこの絵を、
光で浮き立たせたい。」
「・・・・なんかさあー、
こんなレールみたいな奴で、
幾つでも好きな数だけ照明取付できる奴あったじゃん、
あれどうよ?。
今ついてる天井の照明をあれに取り替えてさー。
どう?。」
・・・目から鱗です。
本来の目的は「絵を照らすこと」でそのため手段としての「コンセント」です。
「コンセント」そのものが目的ではありません。
お客様の希望に沿うことばかり考えていて目的を見失っていました。
スイッチ1ヶなので個別点灯できない、明るさの調整は電球交換で、などの
簡単な擦り合わせでプランが採用され商品発注。
一週間ほどのち工事となりました。
ビフォー
アフター
14:00ごろで一番日光が入って明るいため違いがよくわかりませんね。
少しでも照明の雰囲気を感じていただくために露光を絞って撮影してみます。
少しは雰囲気伝わりましたでしょうか?。
「いいよ。
いいよ、コレ!。
イメージ通り。
ありがとう!。」
御礼を言っていただけましたがこれもエクステリアさんのおかげです。
弊社も勉強させていただきました。
ありがとうございました。
追記:
エクステリアさんの口調には脚色が入っています。
実際はもっとキチンとした話し方をされる立派な人物ですので
関係各位には御容赦くださいますようおねがいします。