700Mhz対策部品を発見しました。
地上デジタル放送の普及とそれに伴う地上アナログ放送の
電波の再編再利用に関するトラブル話もあまり巷で
聞かれなくなった昨今。
先日のアンテナ設備交換工事で対策部品が実際に取付られているのを
初めて見かけました。
UHFブースターの一次側に取付られた全長4センチ足らずの小さな部品。
これが「フィルター」という部品です。
既設のUHFブースターに700Mhzの電波が混入すると電波障害を起こします。
そこで「フィルター」で700Mhzの電波だけを遮断して必要な電波だけを
従来どおりブースターへ通すようにします。
これにより電波障害を防いでくれる訳ですね。
ちなみに電波障害が発生する可能性があるのは
地デジをアンテナ受信されている御宅で電波塔と受信アンテナの間に
携帯電話基地局(いわゆるアンテナ塔だけでなくマンションなどの屋上に
設置されている場合もあります)が新たに建設されて、
尚且つ対策前のブースターが取付られている場合のみです。
可能性の高い地域にはこんな御報せが入ります。
現在販売されているブースターは全てフィルター機能が内臓された対策品なので
これからアンテナを取付される御客様は心配ありません。
また、衛星放送やケーブルテレビや光テレビなど有線で受信されている御宅では
将来的にも全く影響ありません。
今回はブースターがまるごと交換だったため現行品(700MHz対策済品)に
切り替わり、古いブースターと共に対策フィルターもお役御免になりました。
新しい現行品のブースター。
増幅性能も上がっています。
BS・CS部分は4K8K対応で当分の間安心です。
御読みいただきありがとうございました。