漏電と思ったら短絡?その1。
得意先の店舗から依頼です。
「電気が元でとんだ。
電力会社に診てもらったら照明の回路が悪いらしく、
とりあえずそこだけオフしてもらった。
あとは電気屋さんに調べてもらって、と。」
「ちょっと今は手が離せないので折り返します。」
現場に向かう道中だったので直ぐには行けない状況でしたが
幸い社員の一人が待機状態でしたので予定を調整して
対応することができました。
店舗側の照明5列の内3列が消灯して別回路の4台のみが
かろうじて点いています。
外から見ると休業中のような暗さ。
これは大至急復旧せねば!。
漏電と思いこんで絶縁測定、電圧かけた時は5MΩですが
ゆっくりと上昇して20MΩで停止。
この数字だけ見るとブレーカーがとぶほど悪くないです。
他にもつながっている器具、灯具がないか、
現在停電状態で電気の入ってない物が無いか確認していきます。
照明器具と換気扇だけなのを確認しオン状態で再測定。
やはりユックリと20MΩまで上昇します。
時間が経って漏電状態が改善されたのかな?と思い
御客様に一声かけて順次送電してみると、あるスイッチで
見事にブレーカがとびました。
「アチャー。」
その2へ続く。