一次側欠相でした。
「電気が点かない」との御依頼で調査に伺いました。
お客様(ご家族総出で)から
「こことここと、あとここも点かない。」
「俺の部屋は使えるから困らん。」
「こっちも使えなかったよ。」
「それよりお湯が出んのが困る。」
「奥の和室は大丈夫。」
などと状況を細かく説明していただけました。
これは元に問題ありですね。
分電盤を診させていただくと主幹ELBの
L2黒―N白は電圧が一応97V出てますが、
N白―L1赤は電圧が無い(正確には20Vそこそこ)、
200V出るはずのL1赤―L2黒も102Vしかありません。
サービスブレーカ(SB)一次側を検電すると
同じく赤Lは反応無く
黒L2は通電中。
メーター2次側の検電は
色が判りませんが
1線しか通電していない。
(ちなみにサービスブレーカとメーターは弊社立場上
分解しての直接測定できないのです。)
・・・これは一次側のどこかで欠相してますね。
つまり電柱>メーター>主幹ELBの一次側までのどこかで
赤L1線が断線している状態です。
簡単言ってしまえば家の電気の半分が切れてる状態。
メーターより上流が原因の場合、ほぼ中部電力パワーグリッドの
管轄です。
お客様に説明して早速中電Pの窓口へ電話。
対応を依頼しました。
弊社の調査対応はここで終了。
レスキュー完了です。
一時間ほどで中電が来るそうですが後はお任せして
現場を撤収しました。
(滞在時間が長くなると料金が加算されてしまい
申し訳ないからです。)
御依頼ありがとうございました。