行先不明の配線調査
御客様から
「使ってないスイッチがあるので不安」
というお問い合わせをいただきました。
築何十年の立派な御宅で電気配線は建てた時から
変わってないそうです。
リビングダイニングに照明は天井1つ。
なのにスイッチは2つ。
1ヶは当然天井照明ですがもう1ヶは???
天井裏に上がって配線をたぐってみると行き先不明のスイッチは
外側の壁へ向かっているようです。
いったい何処へ?
外部をひと周りして外壁をチェックしますと、
・・・・・とうとう発見しました。
リビングダイニングから外へ出る勝手口のひさしの上にとぐろを巻いています。
高さが絶妙で勝手口を出て見上げてもひさしの上なので見えない、
離れて見ると気がつかない高さです。
状況から推測すると
>新築時の電気配線でリビングダイニングの照明と勝手口の
外照明と2ヶ所配線した。
>ひさしの上に配線にあることに気づかず、あるいは配線してから
ひさしが追加になって変な位置に配線が出てしまった。
>そのまま数十年忘れられていた
といったところでしょうか。
スイッチがONで電流が流れる状態ですがどこにも接触する物が
無く、漏電もショートもしなかったようです。
外装が紫外線で劣化して絶縁電線が見えてきてましたので
念のため切断してテープ巻き処理、壁内へ収めておきました。
穴が残るので水が入らないようにコーキングして終了です。
数十年トラブル無くてほんと、よかったです。