本当に怖いのはブレーカがとばない時なんです。
レスキューです。
当社相談役の娘さんの知り合いのおうちで電気の調査を頼まれました。
元は商売をされていて店舗兼住宅だった建物を廃業ですべて住宅にされて
計5度のリフォームで現在に至るそうです。
問題は電気配線。
増築された知り合いの大工さんが心得のある人で大工のついでに
電気の増設もされたそうです。
そのため本来なら別配線になるはずのコンセント類がすべて1回路になってしまっていて
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大型冷蔵庫2台
炊飯器1台
電気ポット1台
オーブン1台
電子レンジ1台
ドライヤー1台
洗濯機1台
居間、玄関、台所、トイレ、浴室、洗面所その他の照明とコンセント
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が一つの子ブレーカ(20A)に集中してしまっています。
何か使うたびにブレーカが切れる状態、トホホです。
本来は配線を切り分けたいところですが配線は隠れて見えませんので
できないことはないのですが大変です。
費用的な事情もあり最低限必要なところにだけ専用コンセントを設けることになりました。
「1回路でいい」とおっしゃるお客様に現状を説明させていただき
なんとか2回路配線させていただきました。
右下の見切り板に取り付けてあるのが増やしたコンセントです。
写真には写ってませんがこの右側に台所家電がズラリ。
本当は4回路くらい増やしたいところですが残念です。
(分電盤も一杯でブレーカを露出増設です、これ以上は分電盤の交換が必要です)
うまく切り替えて使っていただけることを祈ります。
ブレーカでとんでるうちは「不便だなあ」で済みますが本当に怖いのはとばなくなった時。
ブレーカがとばないと容量以上の電流が流れ続け最後には電線が
燃えてしまい火災につながります。
常時容量ギリギリで使っているとブレーカが劣化するのも早いです。
とぶようになったら早めに当社のような電気の専門家に見てもらってください。