塗装ブースにインバーターの取付しました。
得意先のプラスチック部品の塗装工場でインバータの
取付工事をいたしました。
こちらの工場ではプラスチック製の小部品(車やオーディオの操作スイッチを御想像ください)に
吹き付け塗装とレーザーマーカーによる印字をされています。
吹き付け塗装では対象に塗料が全てかかるわけではなく
対象にかからなかった塗料はミスト(霧)として空気中に漂います。
このミストをそのまま排気したら周辺の住宅は塗料で真っ黒になってしまいます。
ミストを閉じ込める部屋のことをブースと呼びます。
ブースにはいろいろ方式がありますがこちらのブースを分類するなら
「ピット式水洗塗装ブース」になるのでしょうか?。
排気する空気を一度ピット(プール)水の中に通してから工場外へ排出しています。
水にミストを溶かし込んで回収するわけですね。
排気ファンで空気をどんどん排出するので工場内で冷暖房していても
ロスが非常に大きいです。
そこで少しでも排熱ロスを少なくしようと排気量を調節してみることになりました。
試験的にインバーターという機械を取り付けてみます。
写真右側の黒い箱がインバータです。
モーターの周波数を調整して回転数を制御する機械です。
水を通して空気を吸い込めるだけの排気圧と排気量を確保して
ギリギリまで排気量を落とす、試行錯誤、トライアンドエラーです。
うまくいったら効果をレポートしたいと思います。