エアコンからの排水が出ない、大丈夫?
昨年弊社で室外機を移動をしたお得意様です。
「エアコンから水が出ないんだけど大丈夫かしら?。」
「???」
昨今の猛暑で結露水である室内機の排水が間に合わず
「ドレンパンから水が溢れて・・」
というのはチョクチョクありますが
「水が出ない」
という声はかなり珍しいです。
「どれくらいの頻度で使われてますか」
「ここ3日位から使い始めて毎晩21:00~7:00くらいかな」
「設定温度はどれくらいでしょうか?」
「28度、
キチンと冷風出てるから動作は問題ないです」
「なるほど」
昼間は30度後半の日でも夜はそれなりに涼しい7月初旬。
その温度なら出なくても不思議ではないですが・・・。
「本来出るべきところから出ない=途中で漏れている」
可能性もありますので念のため伺って診させてもらいます。
まずはドレンホースの出口の確認。
雨水枡のコンクリ蓋はもちろん、
ホースの内側までカラカラに乾いて確かに不思議です。
室内機を点検。
表面的に異常が無いので熱交換器フィンの上から直接水を投入してみます。
(構造を理解して注入しないと電装・電源部に水が入り
事故や故障の原因になりますので絶対に真似しないでください)
予め出口にセットしておいたペットボトルで受けて
注入した量と出てきた量を比較して問題無ければ正常です。
ドレンホースは柔軟性を確保するためジャバラ状になっており
新規の取付やシーズン最初の冷房運転で完全に乾いた状態だと
何割か出てこないこともあります。
ドレンホースが何回か曲がっていたり、
横引きが長かったりしても同様です。
さて、今回は最初の投入が500mLペットボトルで約1本
出口で量を確認するとほぼ同じ量が出ているようです。
あと重要なのは時間。
2階で注入して1階・地面に外へ出ておりてくる間、
一分くらいの短い時間で手動で注入された水が溜まりました。
ドレンホースの途中で一度溜まっている状態だと何分間か
かかってチョロチョロ出たりします。
今回はサラッと流れて全量なのでほぼ完壁です。
完璧な配管施工ですね。
(ドヤさ)
お客様に確認していただいて納得していただけました。
「ありがとう。これで安心ね。いくら?」
「アフターフォローで対応させていただきますので不用です。」
「ありがとー!。」
御依頼ありがとうございました。