支給品の組合せでトラブル発生です
工務店の下請けで設計士の施工管理の新築住宅の電気工事を
やらせていただきました。
支給品のシーリングファンを吹き抜け天井に取付する設計で
当然手が届かなくなるので電動昇降機を組み合わせてありました。
電動昇降機は国内O社製なのですがシーリングファンは
聞いたことも見たことも無い海外製。
イヤな予感がします。
初回打ち合わせ段階で何度も念押ししました。
当社「組合わせは本当に大丈夫なんですか?傾斜天井ですよ?」
設計士「他でもこの組み合わせでやってます。ダイジョウブです!」
・・・・・・案の定、ダイジョウブではありませんでした。
電動昇降機は傾斜天井対応品です。
(吊りボルトを梁に取付する必要があったので先行納入してもらい
傾斜角度まで現物確認してありました)
シーリングファンも確かに傾斜天井対応品です。
ただし、取付金具の傾斜可能方向が電動昇降機と90度直角にずれています。
(こちらは取付前日に現場納品され事前確認とれませんでした。
製造元が判らないし判っても海外物で事前確認不可です)
ええかや、これ?。
それでも「取付できるはずだ」と言われ組み付けました。
(天井の傾斜が緩いので、もしかしてギリギリで収まるか?とも思えましたし)
しかし、組み付けてみるとやはり隙間ができてしまいました。
(写真右上に向かって天井勾配でベースと内側化粧板が密着せず勾配上側が空いてます)
傾斜がもう1°か2°緩ければぴったり収まったかもしれません。
(推測ですが今までの取付では天井が水平かもっと緩い勾配だったので収まっていたのでしょう)
ファンの基部の取付ビス穴も2穴しかなく昇降機の4本ビス穴と合いません。
一応釣りボルトを縮めたり取付ビスにカイモノをしたりで調整してみましたが
シーリングファン自体が大きく重いため最後の隙間は埋まりませんでした。
しかたありません、報告して完了です。
(特に交換依頼も無かったのでそのまま引き渡したのでしょう。ひどい話です)
余分な手間と気苦労の分を追加工賃を請求したいところです。
ほかにもたくさんトラブって、お客様が気の毒です。
もっとお客様に喜ばれる仕事をしないとなあ、と思いました。