三相動力の契約変更(増設)です。
得意先の工場で新しい溶接機が入りました。
早速電源工事させていただきました。
「・・・・・なんか知らない間に随分と設備が増えてるなあ」と思いながら
(設備更新などでお客様が同程度の容量の機械と入れ替えてしまったり
予備の機械を買い置きしている場合があるので珍しいことではないです)
設備の容量を調べて中電に申請すると、
「現在の契約ではもう契約を増やせません、契約方式を変えるか
高圧設備を入れてください」と言われてしまいました。
あっちゃー、です。
こちらの工場では比較的おおきな容量の機械や溶接機が入ってはいるのですが
使う人員は限られているので(1-2人)同時使用は無いということで
従来は「負荷設備契約」と言う形をとっていたのです。
しかし設備の合計容量があまりに増えすぎたために
「負荷設備契約」の上限を超えてしまったのです。
「先方ブレーカ契約」という契約にすればOKですが
最大使用電流に対する考え方が変わるので
電線が細い>改修工事となってしまいました。
(この辺の詳しい話が聞きたい方は当社フェスタへお越しください)
結果的に「動力幹線改修」という結構大げさな工事になってしまいました。
ちなみに高圧受電すると最低百万円強の費用がかかり最低でも数日は
停電となり更に大掛かりになります。
そんなに長期間工場が止まってしまったら商売あがったりです。
ビフォー
アフター
太い電線は細かく曲げられないのでちょっと不格好に見えるかもしれませんが
停電時間を最大限短く、スレートのC鋼下地との兼ね合い、
さらに既設との収まりを考えてこうなりました。
今回の工事では停電時間は正味2時間ほどで済みましたので
その日から作業を再開できると大変喜んでいただきました。
御依頼ありがとうございました。