ホイストクレーンの手元スイッチ修理です。その2
「ホイストクレーンの手元スイッチ修理です。その1」の続きです。
先日修理に伺った工場から電話いただきました。
「クレーンが北向きだけ動いたり動かんかったりする、何とかなる?」
先日の修理の際に結線不良があったんでしょうか。
ちょっとドキドキしながら急行します。
作業員の方から「ケーブルのここを曲げると北向きも動くんだわ、なんで?」
やってみると確かに。
赤マルの所を曲げると動きます。
ケーブル押さえが裂けてますし、
これは内部で断線してるっぽいですね。
とりあえず自分の不手際でなくてホッとしました(笑)。
ケーブルをバラして配線を調べます。
矢印の所が被覆内部で断線してます。
引き伸ばされてギリギリで接触するかしないかの状態なので
「曲げると動く」状態になってしまったようです。
配線番号から北向き回路と判明、原因が特定されました。
他の配線は通じているようです。
前回ケーブルを引き千切った事故の際に痛んだのか、
でも裂けめは古かったのでそれ以前の劣化かもしれません。
痛んだ箇所を切り離してケーブルを短くして再接続です。
言葉で言うと簡単そうですが耐油のビニル(ナイロンかも?)のケーブルと
専用の配線抑えがうまく噛み合わず難儀しました。
ケーブル表面の線番号も作業中にこすれて薄くなり見えなくなりそうで焦りました。
(配線の番号が判らなくなるとお手上げ、回路を全て調べ直すことになってしまい
大変な手間と時間がかかるのです、トホホ)
やっと復旧です。
結局前回修理よりも時間がかかってしまいました。
他に痛んだ箇所が無いかケーブルを曲げ伸ばしながら何度もテストしました。
完了!。
今回も即日、即刻対応できましたので、
「お宅のところは呼ぶとすぐ来てくれるので心強い!。」と
大変喜んでいただけました。
御依頼ありがとうございました。