電源ブレーカの1次側送りは危険です

天井埋込エアコンにプラスして壁掛けエアコンを取付」の続きです。

 

エアコン取付は無事済みましたが電源工事で一つ問題がありました。

電灯分電盤より単相200Vの電源を取りだそうとしたところ

空きブレーカと思われた場所はメインブレーカの2次側ではなく

1次側より電源を取りだしてあったのです?!。

(なぜ危険なのかは「はらでんフェスタ」にお越しくだされば

詳しく説明させていただきます)

 

この回路構成だとメインブレーカの漏電・過負荷・欠相保護という

機能が働かず事故が起きた場合に大変なことになります。

一応 お客様には報告、次善の策としてブレーカを交換して

漏電・過負荷保護の機能を持たせることにしました。

 

一見するとよくある店舗用の電灯分電盤

 DSC_0136s

内蓋をあけて配線状況を確認します。

(危険なので電気の専門家以外は絶対に

開けないでください!)

 

下段の銅バーが切断されています(緑矢印)

 KIMG0110sa   

そして渡り線(水色矢印の配線)

一次側(青矢印)と繋がっています。

 KIMG0111sa

ヒエ―――。

 

写真右下の空きブレーカ(保護なし)を使う予定でしたが

このブレーカでは保護ができません。

KIMG0112s

急遽、漏電・過負荷保護タイプへ変更しました。

 KIMG0114sb

完了。

無事に新設エアコンの試運転ができました。

 

元はコンビニが入っていた建物なので警備とかPOSとかで

電源の切れない(切ってはいけない)設備があったのかもしれません。

知らずに交換していたら大惨事になっていたかも・・・ブルブル。

無事に済んでホッとしました。

ありがとうございました。

 

 



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