クローゼットドアが動かない>修理不能? その2
「クローゼットドアが動かない>修理不能?」の続きです。
建て具の卸もしていてリフォームも施工しているという専門家に
調べていただいてメーカーは「松下電工(現パナソニック)」、らしいという
ところまで判明しました。
しかし、やはり部品供給は10年以上前に終了していたそうです。
つまり製造取付から20年以上経っているので修理ができないという結末でした。
(赤い丸の部品が該当品らしい・・・)
メーカー建具のデメリットの一つです。
「故障して部品が無かったら他が大丈夫でも廃棄するしかない」
ということ。
メーカーもアフターに備えてある程度の期間は部品を保持しています。
ただし当然ながら永久に部品を保持するのは不可能です。
義務として最低7年、運が良く部品が残っていても10年過ぎたら
部品在庫が無くなることが多いです。
建具屋さんの造作で作った物なら職人技で何とか代替品を制作することも
可能かもしれません。
しかし今回のようにプラスチックの成型品や鋳物、樹脂など複数の部材の組合わせで
作られていると何ともなりません。
今回の場合、とりあえず動く様にはなっていますが本来の姿ではないので
いずれ壊れるかもしれません。
次回壊れた際にはクローゼット枠さらごっそり交換するしか無いのです。
メーカーには極力壊れない物を、壊れても修理、代替ができる体勢を望みます。
御読みいただきありがとうございました。