中継ポンプ制御盤の通報装置の設定だけを頼まれました。
下水道関連の得意先からの依頼です。
下水道だけでは高低差などの関係で送水しきれない地域や御宅のために
途中で中継ポンプを設置している所があります。
マンホールに設置されているとマンホールポンプと呼ばれることもあります。
ポンプや配管は地面の下なので見えませんが電源と操作の為に制御盤は露出しています。
こんな感じです。
道端でコンクリ柱にこんな物があったらそこは中継ポンプかも・・・。
地味ですが、もしかして機器が故障すると対象の地域や御宅の排水ができなくなります。
最悪の場合、汚水が溢れて大変なことになりますね。
ひええーー。
そこで機器に異常が発生すると管理担当者へ電話やメールで
通報する装置が取付されています。
通報によって汚水が溢れる前に担当者が修理や応急対応をする訳ですね。
制御盤の蓋を開けたところ。
ちなみにこれが通報装置。 (赤マルの機器)
某N社のコルソスという通報器。
電話回線に繋がっており自動で電話をかける機能があります。
(隣に緊急用電話器が装備されていますね)
Eメールで写真を送ったりネット経由で遠隔操作、リモートで
対応したりする機能がありますがここで使用しているは電話通報のみです。
さて、管理される下水道業者さんは入札で定期的に入れ替わっていくのですが
管理者が替われば通報先も次の業者に切り替える必要があります。
今期は弊社の得意先H社が落札したので通報先も先期のK社から
H社へ切り替えねばなりません。
「設定がよくわからんので通報先だけ入れ替えてもらえる?」
「・・・とりあえず診させていただきます。有償ですよ?。」
「もちろん。安くしといて(笑)。」
品番を教えてもらってメーカーサイトで下調べすると
パソコンが使えてネットの設定ができる方なら
さほど難度は高くないと思うのですが・・・・。
どうも「面倒くさいので頼んじゃえ」というのが本音のようです。
日時を合わせて現地へ訪問、設定画面から通報先の電話番号を入れ替えました。
機器を手動で停止して本当に通報されるかテストをして予定通りの動作をしましたので
無事完了しました。
「ありがとう。
助かったよーー。
会社には詳しい人間いないので困ってたんだ。
もうじき通報装置の取替予定があるから機器の交換と設定、よろしくね。」
「喜んで伺います。」
お役に立てて何よりでした。
御依頼ありがとうございました。