倉庫の電気を切り離したい
商売をやって見えた御客様から相談です。
「主人が自宅の作業場で仕事をしてたんだけど
亡くなって不要になったから解体して駐車場にしたい。
電気の切り離しだけ頼める?。」
「喜んで伺います!。」
伺うと母屋から作業場まで架空配線が空中を飛んでいます。
電話を受けた者の話だと
「架空線を一本切ってくるだけの仕事で楽勝」
とのことでしたが現場に行くと電線ケーブルが3本と
配管と弱電2系統(電話と呼び鈴?)と盛り沢山。
呼び鈴(スピーカーかも?)は切りっぱなしでもまず問題無いですが
電話線は送り返していたりする可能性があるので注意が必要です。
御客様が「だいぶ前から使ってないから大丈夫」と言ってみえますが
一応芯線一本一本テープ巻で末端処理しておきました。
(最低限ショート短絡の無いようにするためです)
電源ケーブルは配線状況・ブレーカ対応などを確認しないと
切った電線が漏電の元になったりしますので回路が専用なら
ブレーカで切り離すのが理想です。
分電盤でブレーカを1回路ずつ切って作業場の回路を確認していきます。
一通り調べたら回路を切った状態で母屋の電気に支障がないか
御客様に確認してもらいます。
幸い作業場の3回路はそのままブレーカ3台に対応していたので
母屋に影響なく完全に始末することができました。
(はずしてある水色の丸のケーブル3本がそのまま倉庫へ行ってました)
ビフォー
アフター
「知り合いに頼んで壊してもらうのに電気が取れなくて困ってたのよ。
助かりました、ありがとう。」
解体業者さんなら電気工事のツテぐらいありそうですが・・・。
(最近は電気工事士の資格を持った解体業者さんもみえますし)
でも見える電線だけブチブチ切ってほったらかしの解体業者もいますから
「電気屋さん呼んで」と言えるのは信頼できる業者さんと思います。
時間も押していたのであまり詮索せず代金だけいただいて帰りました。
電話でお知らせした金額内でなんとか収めれたので良かったです。
御依頼ありがとうございました。