照明不点=コンセントが潰れてました。その1
得意先の家具工場からの依頼です。
「工場の電気点かなくなった。
スイッチかねえ。
見てくれる?。」
「喜んで伺います!。」
全停電かと慌てて駆けつけましたが工場の通路部分の2灯が点かないだけでした。
スイッチ自体は点検しても異常なさそうです。
ただ元の電源が来てない。
ここで担当の方から補足情報が。
「あと、こことここの2ヶ所のコンセントが使えない、
ブレーカ一1個切れてる。というか入らない」
「入らない?」
分電盤に案内してもあいレバーを入れ直すと火花がスパーク。
「・・・完全にショートしてますね。」
テスターで調べると完全に導通状態です。
ショートした箇所を調べて切り離せば復旧できるかな?。
使えないコンセント。
パッと見普通ですが・・・。
下から見るとエライことになってます。
はずして点検すると内部が潰れて絶縁樹脂が落下し
コンセントの形を成していません。
本来離れているはずの電源側(+プラス)と接地側(―マイナス)の
電極が溶接したように張り付いています。
コンセントを切り離したら短絡ショートが解消されたので
計器で配線の安全を確認後ブレーカ再投入。
照明の1灯はつくようになりましたがもう1灯は点いてもスグ消えます。
「やっぱりスイッチかね?」
「スイッチは大丈夫だったので球切れか器具故障かだと思います。
替えの蛍光管ありますか。」
工場の予備の球を点けたら普通に点灯しました。
灯具は問題無さそうです。
担当の方は原因はスイッチだと思いこんでいたようなので
状況と修理内容を御説明させていただき納得されたようです。
その場で復旧できたので良かったです。
コンセントは同じ位置だと又潰れてしまうので位置と高さを
変えることになりました。
続きはその2で。
お読みいただきありがとうございました。