電灯増設の相談受けました。

数年前に中電のサービスブレーカ増設を依頼していただいた御客様です。

「最近電気が切れる。離れにもエアコンつけたい。一度見てくれる?」

「喜んで伺います!」

こちらは大きな日本家屋ですが弊社の前述の増設まで30アンペアの

ブレーカーでやりくりしてみえました。

「エアコン3台と電子レンジ使うととぶ」ということで50アンペアまで

増設したのです。

本当はもっと大きな契約にしたいところなのですが電気の幹線、

(分電盤>電気メーター>支持点の間の大元の配線のことです)

が昔のままで細いのです。

DSCN2479s

(ピンクの矢印の電線が細いのです)

しかし丸ごと改修するだけの予算が無い。

そのままではこれ以上電気を流せない=電気の契約を上げれない 

ということで50アンペアまでで諦められた経緯があります。

 

今回の御相談では上記に加え更に

「離れに新しく人が増えるのでエアコンを2-3台増やすかも」

ということでした。

現状でも母屋の電気で一杯一杯なのにこれ以上は根本的な改修が

必要ですと説明したのですがナカナカ電気の知識の無い一般の方には

判ってもらえません。

「ここに一ヶブレーカー空いているから大丈夫なんじゃない?」

いやいやいや。

 個ブレーカが何個空いてても大元の容量をオーバーしていればとびます。

DSCN6609

これが分電盤。

蓋を開けると・・・

 DSCN6612s

矢印の電線が細いので小さなブレーカがいくつ空いてても同じです。

あと、引込線が太くなると思われるので

DSC_2162

この辺の金物とかも交換補強が要る可能性が高いです。

というよりこの建物だと金物を取り替えても引っ張り強度が

確保できないのでは・・・・。

 

3パターンほど説明させていただき、それぞれこの場合は10万円くらい、

この場合だと20万円くらいこの場合だと30万円くらいという風に

10万円単位のとーってもザックリとした費用イメージを提示しましたら 

「・・・予算が無いのでもう少し様子を見る」ということで

今回は終了となりました。

 

母屋も相当古いらしく建替えしないと駄目だそです。

その時に合わせて改修するかもとのお話もあるようです。

 

いろいろな要素が絡むので話をまとめるのが難しいですね。

 

話の方向性がある程度まとまったら又御声掛けしていただけるそうなので

その時にはベストな提案ができるようにしたいと思います。

 

御声かけありがとうございました。

 

 

 



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