解体工事での電気のトラブルを復旧しました。
事務所で片付けをしていて、そろそろ帰り支度を・・と思った
午後16:00すぎのことです。
突然会社に知らない業者から電話が入りました。
(あとで豊橋の解体業者の社長さんだと伺いました。)
「現場の作業員からの緊急連絡で、
解体工事中に重機で空中の電線を切ってしまったので
仮住まいが停電してしまって御客様が困っています。
申し訳ないが
今すぐ何とかできませんか?。
WEBで対応してくれそうな電工さんを検索すると
御社が現場に近いので電話してみました。」
「わかりました。とりあえず現場に急行します!。」
何でも店舗兼住宅の一部分を解体して住居を新築する工事で
解体作業をしていたら店舗から借り住まいの離れへの架空配線を
重機のアームで引掛けて切ってしまった。
中部電力に連絡して来てもらったが電柱からの引込線は中部電力で修理できる。
しかし建物間の渡り配線なので御客様設備、よって中部電力では修理できない。
電気工事店に頼んでくださいとのことで弊社を探し当てたそうです。
さて、適当な材料を持ってとりあえず現場に駆けつけてみると
店舗側の支持点は跡形も無く、 離れ側の支持点は無事でしたが
DV碍子のストラップが変形して落下している状態。
日が暮れかけているので慌てず急いで作業を進めます。
(写真は仮に引掛けた状態、碍子が歪んで真直ぐになりません)
黄色い矢印の所で支持されていた物が
緑の矢印(地面)まで落ちてしまっています。
現場の作業員さんや御客様からトラブる前の様子を伺って
復旧作業にかかります。
切断された電線を持参した部品を使って再接続。
被覆の傷ついた部分のテープ巻補修は中部電力さんが手伝ってくれました。
この場を借りて御礼申し上げます。
それぞれの支持点等を補修して空中へ配線を引き直して
再送電です。
作業が終わるころには日が暮れてしまいました。
(フラッシュ焚いても電線の先が映りません・・・)
しかし真っ暗になる前に照明が点いたので御客様からは
「助かったよ、
電気が無いと暖房(ファンヒーター)も動かないからね。
ありがとう。」
と言っていただけました。
解体業者の会社へ電話して復旧した旨と家屋の破損の状況、
復旧のみで修理や改善はしてない、などなど報告しました。
(解体中なので電線がブラブラしているところなどはそのままになっていますから)
「今の状態だとこの先の足場組立や上棟の時にも電線が干渉すると思います。
同じことが起きると危険なので建築で入られる電気屋さんに
経路を変えるなどしてもらってください。」
と進言しておきました。
「すぐ来てくれて本当に助かりました。
ありがとうございます。」
と言っていただけました。
手持ちの材料と道具だけで復旧できたので運が良かったです。
解体作業はくれぐれもお気をつけて。
御依頼ありがとうございました。