機械の電源を入れると?
先月末、碧南市のお客様から「今日始業しようと思い電源投入したら元のブレーカーが
落ちて仕事ができない」との連絡があり、レスキュー出動しました。
話を伺ってみると商品を仕上げるラインの一部の機械の電源が入らないとの事でしたので調査を開始しました。
よくよく見てみると機械の制御を行う様々な電子機器の入った制御盤が全部で4面。
盤内には数えきれない電線が縦横無尽に走り回り端子に接続されています。
この縦横無尽に走っている中のどれかに原因があるはずです。
「さあ、こりゃ大変だ」
電気工事屋さん必携の絶縁抵抗器とテスター、そしてドライバーを駆使する事2時間ほどたったころ
「これが原因だ」
と見つけたのは直径10cmほどの制御盤内用の換気扇が絶縁不良を起こしていました。
右に見える黒い正方形が換気扇、左の二つはインバーターと言う回転数を制御する電子部品です。
このたった10cmの部材ひとつが経年劣化による絶縁不良を起こすことによって
ライン全体が止まり生産ができなくなってしまうんです。
この時点では換気扇用の電源線を外し、機械の電源復旧をしてラインを稼働させることができました。
2日後、新しい換気扇に取替て、修理は完了しました。
ご依頼をいただきありがとうございました。