中部電力の申請もWEBになってしまいました。
電気の新設や契約変更にともなう工事の際には弊社のような
電気工事店が電力会社へ申請(代行)を行って、
許可がおりてから工事にかかります。
平たく言えば、
「こんな工事したいんですが」
とお伺いをたてる訳ですね。
電力会社では申請に基ずいて工事内容や電柱側の設備の余裕などを計算してくれ、
「問題無いです。
そのまま進めてください。」
とか
「この工事内容では許可できません。
申請しなおしてください。」
とか返事をくれます。
時々、
「ここは設備容量に余裕が無いので配電設備の増設工事(通称は外線工事)を
しないと御希望の電気が送れません。
増設工事が完了するまで2ヶ月待ってください。」
なんて話になったりします。
以前はこのような複写式の手書きの申請書があって
電力会社の窓口に直接持参して対面で申請と調整をしていたのですが、
10年ほど前からインターネット上のWEB画面での申請になりました。
窓口まで通わなくなって良くなったのは確かです。
しかし検討事項や申請の間違いがあった場合が問題です。
それまでは対面でしたのでその場で指摘してもらい訂正したり
内容について質疑ができました。
しかしWEB上では一方通行の往復になるので
大変時間(日数も)がかかるようになってしまいました。
入力>検討>不備差し戻し>再入力>再検討>申請受理、といった感じです。
各一日ずつかかるとするとこれだけで6営業日!。
検討は2-3日かかるので実際はもっとかかります。
書類と対面ならその場で済んだことが10日以上かかるなんて、
どうもなりません。
緊急の場合は中部電力の窓口に直接電話して交渉する手段も残されてはいます。
しかし基本はあくまでWEB申請。
とりあえず入力しないと検討のテーブルにものせてもらえません。
そんなこんなで申請から受電までの期間は確実に長くなっています。
電話もフリーダイヤルで掛けられるようになったのは良いのですが
コールセンターで住所やら名義やら受電に関する内容を一通り説明して
各営業所に振り分けられるだけでも結構時間がかかります。
(各営業所でもまた同じ説明を繰り返します・・・トホホ)
オンライン申請もなんだかなあ、という気もしますが、
これも時代の流れ、ついていくしかないですね。
お読みいただきありがとうございました。