電灯引込盤の一次側端子台が焼損しました。その4
「電灯引込盤の一次側端子台が焼損しました。その3」の続きです。
撤去した端子台を点検していて気が付いたことがあります。
撤去時に一度全てのボルトを外しましたが処分するのに際して
ボルトを元通りに組み付けてみました。
するとボルトが途中で止まってしまいます。
ボルトを外してよく見るといわゆる組ボルト。
(通称なので正確には違うかもですが)
平ワッシャとバネワッシャが頭付ボルトに
組み付けてあり外れないようになった部材です。
この組ボルト、ワッシャを無くしたり入れ忘れたりすることが無いので
非常に便利なのですが平ワッシャがボルトのネジ部分に噛み込んで
斜めに固まってしまうことがあります。
こんな感じ。
左右同じボルトですが右のボルトは平ワッシャが
ネジに食い込んで止まっています。
このままの状態でもボルトをねじ込んでいくと
自然と緩んで正規の位置に収まるはずなのですが
稀にそのままボルトが締まってしまうことがあります。
こんな感じですね。
特に今回焼損した端子台は端子が2ヶ(2枚)重なっている状態で
隣の電線との絡みで角度も付いていたので平ワッシャが傾いた状態と
合わせて隙間ができる原因になった可能性があります。
確認は大事ですね。
長々と記しましたが最後までお読みいただきありがとうございました。