UPSを固定します。
UPSというのは無停電電源装置の英語の略です。
パソコンなどの精密機器で突然停電すると不具合のある
機械があるとします。
そんなところで停電が起きた時に代わりに電源供給して
その機械だけは停電しないようにするシステムのことです。
こちらは業務用の大型UPSなのでパソコンショップでは見かけない形です。
ちなみに中央左側がインバータや切り替えシステム、
右側4つがバッテリーです。
配線は接続されてますが並べて積んであるだけです。
さて、今回の依頼はUPSそのものではなく地震対策。
バッテリーなどが入っているのでとっても重たいです。
しかし地震などで倒れることもありえます。
大型のUPSは車と同じ鉛蓄電池を使用しているものもあり
倒れると液が漏れて大変なことになることも。
両端の金具を底の鉄板にネジ留めし頑丈なナイロンバンドで固定しました。
家庭用なら両面テープや粘着ゲルで簡単に済むかもしれません。
しかし今回は鉄製の制御盤内で下穴を開けてタップでネジを切るので
見た目より面倒です。
バッテリーは定期交換が必要で放熱の関係もあるので
完全に固定してしまうのはNGなんです。
無事完了しました。
箪笥や本棚の壁固定も考え方は同様で「壁にビス打てばOK」とか
「突っ張り棒してれば大丈夫」というわけではありません。
きちんと下地のあると場所で固定しないと全く意味の無い物も
少なくありません。
当社でも確認できますよ。
うちも地震対策しないといけないなあ。