和室ビルトインエアコンを壁掛型へ
高級住宅街の豪邸からの依頼です。
こちらの御客様はアンテナ関係ではらでんレスキューを御利用いただいたリピーター、
お得意様です。
「お宅、エアコンもやってる?
和室エアコンが古くなったので更新したいが壁に埋まってる型なので
家電量販店ではやってもらえないって。」
「もちろん、喜んで伺います。」
代々の遺影が並ぶ中、壁に木枠グリルがあります。
「あーー、なるほど・・・。」
型式とお客様のお話から20数年前に新築時に取付られたそうです。
調べてみると同じ大きさの室内機が無く、いろいろ敢行しないと
交換できないようです。
概算見積を作って状況を相談しに再訪しました。
今のエアコンだとこの木枠グリルでは取付できない、
大工造作で壁をやり替えないと説明しますと、
「別に普通の壁掛けエアコンでもいんだけど・・・。」
「それならこんな手があります。」
ビフォー
アフター
開口を塞いで壁掛けエアコンを取付しました。
試運転
完了です。
開口部分を板で塞いでそこに室内機を取付する・・・といえば
簡単そうですが
室内機取付高さ
配管穴の大きさ
板の大きさ(開口に対する大きさ)
板を固定する木ビスを極力見えなくするには
冷媒管やドレンをどこで延長するのか(将来のメンテの容易さ)
などなど。
ノウハウが必要な作業です。(ドヤ)
ビルトインエアコンは収納スペース内で冷媒配管、排水ドレンの
接続替え作業をする必要がありますが今回は点検口が隣接しておらず
三間(5メートル弱)ほど離れた点検口から登って行っての作業になり
作業効率がとても悪かったです。
熱中症警戒アラートが出ている中での天井裏での作業は
過酷な環境でしたがなんとか倒れずに完了できました。
ビルトイン室内機は点検口から搬出するつもりでしたが
点検口が小さく天井裏に残置することになりました。
いろいろ想定外で思ったより時間かかりましたが
無事に済んで良かったです。
お読みいただきありがとうございました。