漏電の原因はサインポストでした。

お客様より漏電調査の依頼です。

既に漏電回路は特定されていて弊社には

原因究明の依頼でした。

玄関と和室の回路、エクステリアも含まれるようです。

漏電状態ですね。

「この家を建ててもらった大手ハウスメーカーSに頼んで

最近ポストを取り変えてもらったけど関係ある？。」

「どんなポストですか？。」

「このポスト。」

キチンとしたお客様で取替前のポストが残してありました。

ドアチャイムと照明を内蔵したいわゆるサインポスト。

配線が２本切断されてますね。

ドアチャイムは無線式に改修して勝手の良い門塀へ取付直してあり、

ポスト側の配線は不要になってます。

 

問題は照明側配線として使われていた平型コード。

「照明配線は撤去されたんでしょうか？。」

「見てたけどしてなかったわよ。」

「まさかそのまま？。」

「端を黒いテープ巻いて、

そのままマストへ押し込んでた。」

・・・・怪しい。

配線を確認して門柱へ埋設と思われる配線を発見。

切り離したら漏電は改善されました。

 

あくまで私の推測ですが・・、

サインポストの電源は玄関スイッチをくぐったコンセントに

プラグでささっていて一見そうとは気が付かない外観だった、

サインポスト交換時にはスィッチOFFの状態で電源が通じる可能性に

気が付かなかった、

切断した電線は一応テープを巻いて絶縁してあったが

マスト内の湿気または入水により徐々に漏電状態になった、

といったところでしょうか。

プラグで測定するとバッチリ絶縁不良状態。

マスト内に残っていると思われる配線と地中の配線が

撤去できなかった（目視確認できず残置）ので少し心残りですが

元のブレーカの漏電も解消されたので

終了としました。

 

（レスキューの時間が基本時間をオーバーしないように

お客様から急かされたのもあります）

御依頼は完遂できましたのでお客様にも御礼言っていただきました。

ありがとうございました。