駐車場に鋼管ポールを建てて照明を取付けました。
町内の運送会社からの問い合わせです。
「駐車場が夜真っ暗で不用心で照明検討したい。
ただ近隣もあるからホドホドの明るさで、
借地だから遠い将来撤去も考慮してほしい。」
「喜んで診させていただきます。」
配送の関係で年中無休で交代でシフトを組んで業務に当たられているそうで
夜中でも車と人の出入りがあるそうです。
ただ元々空地だったのを借り受けて駐車場にしたので
夜は明かりが全くない。
通りから2本ほど入った閑静な住宅地なので人通りはまばら。
使用される社員さんも近所の方も薄気味悪がっていたそうです。
見積プランを提出するとお客様から細かい要望が。
「近隣の方、特に北側の御宅と西側のアパートの窓が
近いので配慮をお願いします。」
北側の御宅、つまり南面=寝室やベランダが現場に向いていますので
夜の明かりが家に入って寝られなくなってはいけない。
→対策として遮光フードを取付しました。
セードの中の黒い板が遮光フード、
写真の場合、右方向の光を軽減して眩しさを押さえます。
(光が完全に遮断される訳ではありません。)
西側の2軒のアパートはポール建て予定位置だと
窓の正面にポールが来てしまうのでポール位置を
それぞれ数mほどずらしました。
ポールは建柱後、地面の中でに補強のコン打ち。
(型枠の下の段のコンクリが補強部分です、
固まったら土で埋め戻して下記へ)
そして地際の根巻。
地面との境目でポールが腐食しやすいため、
コンクリ面が土より上になって
水が切れる様に施工することを言います。
(つまり、見た目よりもコンクリート入ってます。)
完成。
一度引き上げて夜を待ちます。
EEスイッチで自然点灯。
明るさを確認していきます。
中央、同じ仕様のポールと照明ですが、
ピンクの矢印が通常取付(遮光フード無)、
緑の矢印が遮光フード有り、
緑矢印、手前のポール灯のほうが距離が近いのに眩しさが少ないです。
遮光フードが有効で良かったです。
その他、問題ありませんでした。
翌日、運送会社の所長さんに点灯確認の報告の電話入れて無事完了。
御依頼ありがとうございました。