純和風建築でダウンライト化工事です。
得意先の純和風建築です。
豪邸と呼んで差し支えない大きな御宅ですが
和風のため照明が少なく廊下が暗い。
照明を増設しようにも目隙天井と呼ばれる薄い木板のため
軽くなったとはいえ重さのある灯具が取り付けができない。
天井裏への隠蔽配線はもちろん不可。
化粧柱、透かし彫り欄間、付鴨居などなど
露出配線も困難な状況です。
お客様が電気に明るい方なので御自分で色々検討されて
ペンダント灯3台→ダウンライト8灯へ変更、
と、台数も増設することになりました。
ビフォー
アフター
(現場の作業の都合で東向きと西向きの半々の
写真になっていますが同じ廊下です。)
改めて見ると、どんだけ長い廊下・・・・。
ダウンライト=天井に埋込用の開口ができる為
既設の配線の移動や追加の配線も多少は融通がききます。
妙案ですね。
御依頼ありがとうございました。
追記:
目隙天井は吊り木と板の枠部分で持たせているので
板の中央に穴を開けて取り付けると軽いLED器具であっても
自重で板が徐々に撓んできます。
ダウンライトも最近はバネ2点で9mm以上厚さの
プラスターボードへの取付が前提になっていることが多いです。
なので数mmの厚さしかない目隙天井の板ではバネが開いても
灯具が固定できず傾いたり全体に下がって隙間ができたりします。
こちらのお客様はそこら辺を理解した上で取付されています。
そもそもの大工造作も一般の住宅より手をかけて
下地が密に入っていたりしますので比較的心配は少ないですが。
(廊下では幅が狭く撓みにくいのも僥倖でした)
なので、
「うちの和室も暗いから同じように取付けてよ」と言われても
ご期待に沿えない、後々支障が出る場合が多いので御理解ください。
(現地調査・可否判断・見積はもちろん可能です)
最後までお読みいただきありがとうございました。