古い照明器具でショート寸前!!
得意先の工場の社員食堂で照明器具の取替依頼です。
内部の安定器からして間違い無く昭和時代(40年代?)の器具ですね。
蛍光灯40W2灯用V型照明を最新のLEDライトバー1本へ取り換えます。
(もっと明るいバーもあるのですが、あえて同じ明るさをチョイスしました)
こちらの社長は大変物を大切にされる方なのですが
コストパフォーマンスもちゃんと考えてみえて変える時はスッパリと
最新型にされるのでいつも感服するところです。
さて、いつも通りにスイッチを切って検電してから作業に入りましたが
電球をはずしてカバーを開けると内部のリード線がブラリと垂れ下がってきます。
なんと!、安定器にハンダ付けされていた配線がはずれているのです。
(茶色いリード線と手で持っている青いリード線が2本とも
安定器から外れて遊んでました)
長年の使用でハンダが劣化してとれたのでしょうか。
外れた配線が短絡や漏電を起こせば火災になったかもしれません。
どこにも触れなかったのは大変運がよかったです。
しかし、こんなことは古い照明器具ならどこでも起こりうる状況です。
メーカー推奨の10年きっかりでなくてもいいですが「まだ点くから大丈夫」と
いわずに適時交換するようにしてください。
今回の工事そのものは無事に完了できました。
ビフォー
アフター
(右奥の照明と反対側の2台のみ取替です、他は従来の蛍光灯)
この食堂室だけでも同じ年式と思われる照明器具が
あと2台ありますので早めの交換をおすすめします。
御依頼ありがとうございました。