什器にLEDテープ照明を取付しました
得意先のハンコ屋さんから依頼です。
「印鑑の陳列する什器の照明が切れてそのまま。
うまくライトアップできるよう提案して」
ちなみに什器とは御店で商品を陳列する棚や家具のこと
( ↑ こんな物のこと、画像はネットより)
さて今回の什器ですが壁に作り付けでかつ棚が可動式のガラス板です。
ガラス板の下面、手前から照らせるのがベストだそうですがこれが難題。
一般的な照明器具は使えません。
細長いライン照明など装飾系もあたってみましたが上手い商品がありませんでした。
据付時には奥面のアクリル板の中から蛍光灯で照らすようになっていましたが
球替えしようとすると棚を一度全て分解してアクリル板を外す必要があったため
御店の人では手が付けられず切れたままになっていたそうです。
「背中から照らすので手前が陰になる=商品が見にくい」
ので自然に廃れたのかも?
そこでLEDテープ照明です。
LEDと回路基盤?が実装された柔らかいシートにあらかじめ両面テープが
セットされた商品です。
厚さ数ミリ、幅1センチ足らずなので狭い棚の下面でも貼り付けOK。
長さも3センチ単位で簡単に加工できます。
ガラス面でも取付可能で目立ちません。
これだ!。
LEDテープ自体は電気工事の資格が無くても施工できますが
既設の照明を撤去したりAC100V>DC12VのACアダプタの為に
コンセントを用意したりするのは電気工事士でないと危険ですの
で御注意ください。
配線の処理にもノウハウがいりますので腕の見せ所です。
設置完了、試験点灯したところ。
上から見ると「どこに取付けたの?」ですが
下から覗くとバッチリ!光っています。
配線も目立たなくなるよう工夫したのでパッと見て
ガラス板そのものが光っているように見えます。
主役は照らされる商品ですから。
アクリル板の内側の様子。
蛍光灯を撤去したスペースにACアダプタとコンセントを収納しました。
作業は休日、商品の陳列は翌日の営業日以降なので
実際の商品の照らされ具合はわからなかったのですが
施工当日の御客様の感想では
「いい感じに仕上がった」
と言っていただけたのでホッとしました。
御依頼ありがとうございました。