雨の日だけ地デジにノイズが・・・。その2

「雨の日だけ地デジにノイズが・・・。その1」の続きです。

 

1ヶ月ほど雨らしい雨が降らず、やっと本降りの雨の次の日、

おそるおそる電話してみました。

「その後どうでしょう?」

ダメ。

土砂降りの19時ごろはほぼ全チャンネルが黒くなって見えんかった。

翌日晴れたらまた見えるようになっていた」

「・・・・申し訳ありません。別の対策を検討します」     

映らなくなった正確な時間回復した時間雨の量など細かい数字が

もらえると判断や予想がしやすいのになあ、とも思うのですが

一般の御客様にそれを要求するのは難しいところです。

 

いろいろ思案しましたがここは専門家の知恵を借りることにしました。

DXアンテナさんに同行をお願いして再度現地調査です。

調査の手順や測定道具は正直当社とそんなに変わらないのですが

現象から原因へのパターンの蓄積は当社よりはるかに経験豊富で頼りになります。

 DSCN5212a

まずは室内の壁端末で測定。

電波の強さ、質とも完璧に近く全く問題ありません。

今回のパターンだとやはりケーブル、しかもアンテナ>ブースター間の

ケーブルや接栓に水が入って支障という可能性が大だそうです。

    DSCN5214aDSCN5215a

そこでまずはアンテナと同軸ケーブルとの接続部(赤矢印)を

曲げたり揺すったりしてみましたが変化無し。

接栓内部への漏水を考慮してアンテナから外して点検しようとすると・・・、

接栓の中央の芯線が所定の位置より引っ込んでいます。

 DSCN5219s

外して点検したところ(矢印の部分)。

芯線が完全に内側に入ってしまっています。

外周のネジの部分より1mmから5mm突き出ているのが基本ですが

これだけ引っ込んでいるとよろしくない。

 DSCN5220a

 

接栓を作り直したところです。

写真のように芯線が外側のネジより1-2mm出ていないと

機器側とうまくコンタクトしないのです。

 

あくまで想像ですが・・・・

雨量の多い時など水圧で下向きの力がかかったり

温度変化などでケーブルが伸長するとギリギリで

当たっていた芯線が離れて電波が途切れる、

雨が止むとギリギリで接触して改善される・・・・・

かも?。

 

接栓を作り直して再接続、様子見です。

こうして一つ一つ原因と思われる物を対策して解決を目指します。

 

御客様には申し訳ありませんが、もうしばらく御付き合い

いただきますよう御詫びして帰りました。

同行調査していただいたDXアンテナ担当様、ありがとうございました。

 

つづく。

 



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