作業状況に合わせて移動する機械です
得意先の部品塗装工場から依頼です。
「UV照射機の位置が変わったので電源頼める?。」
「喜んで!」
実は内心では「・・また移動されたですか・・・」
こちらの工場では自動車の運転席などでエアコンやオーディオの
スイッチ等々の内装部品の塗装と塗装された商品に
レーザー光線で文字や図形を掘り込んでいく作業をされてみえます。
手で触る部分で寒暖の差も激しい車内環境では
通常の塗装や貼り付け文字では剥げたりかすれたりして
消えてしまうので特殊加工の需要があるそうです。
車種が変わったり生産が増えたり減ったりで在庫を持ったりしますから
工場内は頻繁にレイアウト変更されています。
そのたびに必ず機械を移動するわけではないですが
ある程度生産が軌道に乗ると効率化のために配置替えを
行う、そこで電気工事が発生するということです。
機械が統一されていれば動力用コンセントなどで対応できるのですが
機械によって単相電灯だったり三相動力だったり20Aだったり50A
だったりで統一するのは難しかったりします。
こちらが今回のUV照射機。
導入当初は2階にあったのですが1階の別の場所に降りてきて、
しばらくしたら今回の移動です。
あっちコッチの移動、ご苦労さんです。
真ん中の部分(赤い矢印)に部品を乗せてベルトが動くと
上部BOX内で一定時間紫外線を当てて塗装が定着しやすくなるそうです。
(紫外線は目に有害なので直接見えないようになっています)
納期の短い部品を仕上げるのに使いたいので生産状況に合わせて
作業場所を移動する、そのため比較的移動の多い機械です。
再度の移動に備えて?ブレーカはそのままで送り配線のみ
延長して接続することにしました。
これからここにパーテーションを作って仕切る、
位置決めはその後なのでケーブルは長めにしてあります。
(またすぐ別の部屋へ移動するかもしれませんけど・・・)
作業完了です。
御依頼ありがとうございました。