お掃除エアコン、本当に何もしなくていい?
お客様よりエアコンの点検を頼まれました。
とはいっても弊社はエアコンの取付は一通りできますが
修理はメーカーに、
分解洗浄は専門業者に、
それぞれ頼んでいます。
メンテといっても通常の各種運転動作のチェックと
フィルター洗浄と外装の水ぶき、
あとは御希望に応じてアルミフィンにスプレー式の洗浄材を
かけるくらいです。
御高齢の夫妻だったのでもうフィルタの掃除もままならないそうで
「それでも構わないので頼みます」とおっしゃっていただきました。
ありがとうございます!。
作業開始です。
一番使ってみえるという個室のエアコンを見ると
自動掃除付きなのに妙に室内機のまわりにホコリが不着しています。
弊社「自動掃除がうまく働いてないのかなあ?。
ダストボックスは何時開けましたか?」
お客様「???。
買った時から触ってない。
自動掃除なんだからおまかせでいいって言われた。
勝手に掃除してくれるんでしょう?」
弊社「・・・」
パネルを開いてダストボックスを開けると凝縮されたホコリが
溢れて噴き出してきます。
お客様と顔を見合わせて
「あちゃー」
機能と仕組み、掃除方法を解説させていただきました。
「お掃除エアコン」の方式には2通りあります。
{外部排出型}と{ダストボックス方式}とです。
外部排出型はかき出したホコリを屋外へ出してしまうので
溜まることは無い(予定)です。
しかしダストボックス方式では文字通り室内機内部の
小さな「ゴミ箱」に溜めておくのでほおっておくと
いずれはゴミで一杯になってしまいます。
「ゴミ箱のゴミを捨てる」作業が必要なんです。
溢れたホコリが他の箇所に入り込んで故障の原因になることも。
さらに「脱臭フィルタ」「空気清浄フィルタ」「ストリーマ・ユニット」
「光触媒」などなど細かい部品などにもそれぞれお手入れが必要な場合も。
こちらは同じエアコンの脱臭フィルタ。
(ホコリを取るダストフィルタの下に付いてます)
ビフォー
(ホコリで目詰まりして向こう側が見えません・・・)
アフター
施工の関係やその他もろもろの事情で自動清掃の主流になりつつある
ダストボックス方式ですが溜まったホコリを取りだす必要が
ありますので御注意ください。
キレイになりました。
御依頼ありがとうございました。