第2種電気工事士試験の講師をさせていただきました。(筆記試験編2)
「第2種電気工事士試験の講師をさせていただきました。(筆記試験編1)」
の続きです。
第2種電気工事士の筆記試験には理論の計算式や法律の暗記だけでなく
工事士が実際に現場で使用する工具、測定器、工事材料などを
判別する問題があります。
(ちなみに平成18年までは材料判別試験と呼ばれ技能試験の一部でした)
筆記試験では写真を見ながら4択するのですが
それだけではイメージが沸きにくいと思い
実物を少しだけ持ち込んで見ていただくことにしました。
こちらは測定器。ごくごく一部です。
工具も上期試験に出た物で形の似た物だけ。
材料は数えきれない位種類があるので比較されやすい
似通ったものだけチョイスしました。
メーカーが違うと測定器の形もガラッと変わるので
「表示画面のこの記号 lx がポイントです」
など解説します。
試験の公平性を保つ為か測定器の写真も
現在販売されている測定器の写真ではなく
「こんな測定器、今時誰が使うんじゃ?」
という古い年代物の写真が問題に出ることが多いので厄介です。
現場では使わなくなってオクラになったような
なるべく雰囲気の近い物を見ていただきました。
時間が無いのでほんの触りだけになってしまいましたが
テキストだけでは頭に入りにくい情報も手に取って触感や重さを
体感していただければ多少なりとも覚えやすいのではないでしょうか。
少しでも合格の助けになれば嬉しいです。
御依頼ありがとうございました。