天井の埋込照明器具が不点灯で伺いました。
レスキューの依頼です。
「リビングの照明器具が点かない、
球を変えてもその場では点かずちょっと触ったり
時間が経つと点いてたのがまた点かなくなった。
球替えしてから点灯しなくなるまで2週間」
「承りました。」
日時を調整して次の日訪問しました。
リビングの照明と伺っていたのでシーリング(直付け)か
ペンダント(吊り下げ)の照明を想像していたのですが・・・
ナント、埋め込み照明です。しかも角型!。
埋込穴450角、そこそこ大型の照明です。
住宅で使われるのは結構珍しいタイプです。
気を取り直してスイッチを入り切りして検電、
ソケットに電気が来てないようなので埋め込みの本体を
慎重に慎重に外します。
というのも埋込照明は天井面と密着してしまったりして
外す時にクロスを破ってしまったりプラスターボードが
欠けてしまったりすることも多々あるのです。
外れました。
配線の状態で検電、スイッチ操作でON/OFFできます。
仮設用に持ってきた小型シーリングで試験すると点灯するし
スイッチのホタルランプも点灯します。
弊社「・・・・照明器具本体の故障の可能性が高いですね」
奥様「ええーー。まだ9年かそこいらなのに。
実家の蛍光灯なんか私の子供のころからいまでも現役よ」
(御歳はあえて伺いませんでした・・・)
機械物なので当たりハズレがあることや
2009年製造なので修理できるか微妙なこと
(メーカーの部品保有義務は7年なのです)
蛍光灯自体を縮小しているのでLEDへの取り替えも後々お得、
などを御説明します。
一応カタログを持って行ったのでお見せして検討しましたが
既設開口に合う照明器具の種類が少なく値段も定価で6-7万と
大変お高い照明になります。
奥様がガックリされていました。
御主人と相談されるということでとりあえず復旧することになったのですが、
照明器具から配線を外した時に芯線が変な曲り方をして抜きにくかったので
ダメ元で芯線を作り直して端子台の差し込み口を変えてみたら・・・
点灯してしまいました!。
しばらくon/offを繰り返しましたが消える様子がないので
(消える時は点灯して少したつと消えてしまったそうです)
完全に点灯しなくなるまで使うことになりました。
お客様には大変喜んでいただきました。
(材料は使ってないので調査基本料のみいただきました)
このままずっと使えるといいですね。
御依頼ありがとうございました。