エアコンのドレンホースが曲がってました。
以前
「エアコン水漏れ対応」
https://www.hara-den.jp/?s=%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%82%B3%E3%83%B3%E6%B0%B4%E6%BC%8F%E3%82%8C%E5%AF%BE%E5%BF%9C
の記事でエアコン排水を見させていただいた御宅です。
「また室内機から水が流れ出るようになった。
とうとう壊れた?。」
「・・・・うーーん、もう一度見させてもらえますか?。」
先回もドレンホース内の汚れは有りましたが詰まってはいませんでした。
今回も水は屋外に出ているそうです。
やはり水量、流量の問題でしょうか。
隠蔽配管なので壁の中は見えません。
とりあえず室内機を浮かせて様子を伺います。
支物を挟んで隙間を作ってドレンホースを点検。
側面から見るとどうみても逆勾配。
いわゆる鳥居配管状態です。
(赤線の角度が内側への勾配になってしまっています)
イメージ図ではこうなります。
室内機の背面側・裏側をデンタルミラーで覗くと
なんと隠蔽配管の断熱ドレンホースが室内機に直結してあります。
おそらく接着剤で付けてあるのでうっかりはずせません。
どうしましょう?。
更に壁内部を覗くとドレンホースが冷媒管に
ビニルテープで固定されています。
しかも壁の内側には防水テープで何重にも内貼りが。
そのため、
>室内機取付時に壁内にホースが押し込めないかった
>室内機の裏側でホースの余長が上下に蛇行する
>蛇行した部分に水と空気が溜まって流れにくくなる(流れない訳ではない)
>梅雨時などで出水が多い時には出水が捌ききれず溢れてしまう
ということのようです。
室内機の取り外しはオオゴトなので今回は応急対応のみで
対処させていただきました。
壁内のドレンホースを固定しているテープを切ってフリーにし
ボードを削ってスペースを作り水勾配が取れるよう敢行しました。
(赤線の外向き勾配を稼ぎました)
来夏(特に梅雨)に様子を見ていただいて治りきらないようなら
配管を完全にバラシて根本から直すように御客様にも
説明させていただき一旦終了としました。
これで直るといいんですが・・
御依頼ありがとうございました。